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月ヶ瀬村の秋祭り
10月19日(月)
さーテ、お立ち会い!
かねて会員諸氏に申し上げ、例会の日時や場所も変更をガマンして貰って、奈良県は月ヶ瀬村を訪れた。
ご存知のとおり、この村は女子中学生が下校途中に家の近くで、近所の男に殺害され遺棄されるという悲劇のあったところ。須磨の『事件』を身近に体験し、それが子どもたちの心にどんなに暗いカゲを残すかを知っている梅香としては、ほうってはおけぬ。ほかの用事はすべてさしおいても、行かねばならぬ・・・。
神戸からは一時間半ほどで着く。阪奈道路のインターを降りて、いったん村に入る山道では対向車はまったく見ない。山に囲まれた標高四百メートル、人口千九百人の実に平和なたたずまい。あんな事件があったとはとても思えない。喫茶店もなく食堂も時期はずれとあってコーヒーも飲めない。産業はお茶と梅。
奈良県とはいっても最北端、京都と滋賀、三重の三府県が1か所で接する特異な位置にあり、母屋が奈良、便所が京都という家さえあって驚かされた。
十年前に子供御輿を作り秋祭りを催してきたが、今年は十周年記念とあわせ事件いらいの子どもたちの気持ちを汲んで、大道芸人・梅香へ声がかかったという次第。
この日集まった村人は三百人。いつものとおりのコースで演技披露したが、終わってからも好奇心の豊かな子どもたちが離れず、初めて見る大道芸に素朴な質問を浴びせられ、夕刻前に多くの村人に見送られ帰途についた。
笑いをふりまき、陽気を売り物の梅香もアレを思い、コレを考えつつの旅日記でありました。
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